富山県で生まれ育った私にとって
この風習が富山県と福井県にしかないことを
知った時は衝撃でした
全国区の風習かと思ってしました…
なぜ、富山県と福井県の間にある石川県は無いのか…
その風習とは…天神信仰です
富山県の天神信仰とは…
掛軸の天神様を飾りお正月を迎えます
天神様とは菅原道真のことです
道真は学識が高かったことから
ご存じの通り学問の神様として信仰されています
それでは一般的な作法について紹介します
①.男子の誕生を祝って母親の実家の両親から送られます
*長男だけに送られます
②.天神様本体は誕生した男子(長男)個人のお守りの為に
その家に住む男子の人数分だけ存在します
③.広い床の間がある家では掛軸が
3幅以上並んでいる光景はよくあります
それが出来ない場合は床の間の側面も利用されます
但し、お供えする道具類は共通にすることが多いです
④.飾る期間は12月25日から1月25日で統一されています
⑤.一般的なお供え物は鏡餅となります
*1月1日にはお雑煮とおせち料理もお供えるすることが多いです
⑥.1月2日には天神様の前で書初めをすると
字が上手になると言われています
⑦.1月25日には天神様に帰って頂きますが…
帰り道が混んでいると気の毒だからとか…
早く片付けをしないと帰りの席がなくなるとか…
全くもって理解出来ませんがw
早朝に片付けをする家もあります
準備、片付け作業等は確かに面倒ですが
この時期の天神様が飾られている床の間の
静粛な雰囲気は気を引き締めれる大好きな空間です
(由緒ある神社等に訪れた時に感じる雰囲気です)
令和2年、自分の天神様と顔を
合わせることが出来るのも後、2週間…
完全に日は過ぎていますが…
書初めを使用かと思う今日この頃です